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合わない上司の下で働いた新入社員が身につけた"生き抜く術"


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こんにちは、ほけきよです。

私が入社して、はじめの1年間は割と地獄でした。 良い悪いではなく、上司とウマが合わなかったのです。

それはタイミングだったり、相性だったりの問題なのですが、ともかくウマが合わなかった。

でも、なかなか強く言えない私。思い返すと結構ストレスが溜まっていました。本当に、会社をやめようかと思うほど。 これって、新入社員ならほとんど誰しもが経験することかなと思います。社会人とはそういうものなのかもしれません。

そんな地獄を私がどういう風に乗り越えたのか、紹介します

表層的な話だけ合わす

上司と敵対関係になることで良い結果になることなんて、ほぼ0です。 だってあっちのほうが立場は強いわけだから。

技術の話は適当に合わせます。 上司も辛いもので、わかっていなくても一応コメントしないといけないと思うのです、立場上。馬鹿みたいな強迫観念ですが。 大体は体裁などの表層的なコメントだけもらえます。

そんなときは、その場では話を聞いているふりをしておいて、表層的な部分だけ従い、根本の部分は揺るがす必要はありません。例えコメントされたとしても。 *1

私の好きな言葉

なんでもないことは流行に従え、重大なことは道徳に従え、芸術のことは自分に従え。 (小津安二郎)

上司からの表層的なコメントは流行と一緒です。また、芸術と言うのは自分が本気で極めたいことだと思っています。私の場合は技術。

なので、表層だけ流行に従い、友好関係を崩すことなく、自分の幹はしっかりとぶれずに行きましょう。

視点を変える、良いところだけ盗む

技術の話が出来ない上司にイライラとしていたのですが、そのイライラ自体無駄すぎる時間なわけです。

そこで、ふと立ち止まって考えてみました。「こんな人が、なぜこんな立場までなったのだろう」と。

昔は凄腕の技術者だったのか、それとも政治的能力で這い上がってきたのか。とにもかくにもそれなりの理由があるはずです。 イライラして粗を探すよりも、そうした方が学びが大きいと思ったのです。

それ以来、私は上司から言われた言葉をブチ切れつつもノートに書き留めています。言語化すると、客観的に頭に入ってきます。

それは、今すぐに役立つものもあれば、もっと大きな舞台に立ったときに役立ちそうなものまで、様々でした。

友好関係があるうちは、上司は我々を陥れようなんて思っていないはずです。その人の目線で教育をしてくれようとしています。 それを吸収できるかどうかは私達次第。どうせイライラして無駄に愚痴をこぼすくらいなら、盗めるところを探して盗みまくるほうが良いですよね。

説明のレベリング

これは技術職特有かもしれないのですが、「若手のほうがスペシャリスト」という現象が起こります。 研究や技術の流れはとても早く、数年前の技術は過去の遺産なんてことが珍しくありません。

そんな中で、上司から的を得たコメントを引き出すのは難しいのです。それ以前に理解できているかが怪しいのです。

じゃあどうするか。上司にどんなコメントをもらいたいのかを意識することが大事です。 生産的で建設的な議論をしたいですよね。そのためには、上司がどういう目線で我々を見ているかがやはり大事なのです。

私は先述の通り、技術的なコメントは10000%諦めていました。なので、貰いたいコメントは、その後どのように使っていくかなどのビジネスの勘所や見せ方に照準を当てました。

個人的にはものを説明するときに何種類か説明の仕方を用意しておくのが良いと思います。

  • 中学生でも分かる内容
  • ビジネスマンに響く内容
  • 科学者と議論したいときの内容

自分がやっていることを理解できていれば、こういう風に説明のレベリングはできるはずです。 企業にいると、どうしても技術的な議論だけでなく、ビジネス感覚をもつことが求められます。 そんなときに、その道の玄人から有益コメントを引き出せるかどうかは、私たちの話し方一つに関わっています

権力者を抱き込む

上記の対策で、完全無益な時間を過ごすことは減りました。ただ、ウマが合わないってのは、どこまで言ってもウマが合わないものです。 どうしてもストレスが溜まった私は、直談判をすることにしました。担当を変えてほしいと。

ここで最も気をつけたことは、ネガティブ駆動の異動は厳禁ということです。大体「ネガティブな意見を言う人はどこに行ってもネガティブなことを言っている」 というのが私の印象です。これではせっかく維持した友好関係も台無しですからね。なので、ポジティブに異動の打診をすることを心がけました。具体的には

  • 自分がやりたいビジョンを語る
  • そこから逆算して、ここに行きたいと主張する

という手順です。しっかりと論理立ててポジティブに説明すれば、上司の上司が答えてくれる場合もあります。幸い私の場合は、答えてくれました。*2

とにかく行動に移す

これらの行動も、なかなか移せない人が多いようです。

気持ちの問題が大きいのです。 「政治ばっかりしてると、なんだか雑魚っぽい」とか「媚び売っているようでいやだ」とか。 どうなんでしょうね。それは局所的、刹那的なプライドにはまっているように思えます。

「やりたいことを達成するために政治をする。」のです。 大義があれば、それを達成するための経路が見えてきます。本当にやりたいことならば、多少泥水をすすっても良いのではないでしょうか。

これが私が1年の地獄で悩みに悩んで身につけた"生き抜く術"です。 この先どんな上司が来たとしてもこのスタンスは崩さないと思います。そういう意味では、このようなことを考えてくれた上司には今では本当に感謝しています。ウマは合わないけど。ではではっ!

*1:本当に技術的に尊敬できる上司であれば、コメントをしっかり聞きましょう。

*2:ただし、主張が通らない場合もあります。所詮組織は全体最適なので。

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