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AmazonがGoogleに対抗!翻訳サービスを開始する予定


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CNBCが報じているニュースによると、AmazonAWS上で翻訳サービスを開始するとのこと。

Amazon Web Services is launching machine translation service

この記事の意訳&まとめです

AWSとは

Amazon Web Serviceの略。 一般的に知られているわけではないがアマゾン*1クラウド上に様々なプラットフォームを用意している。

  • ストレージ
  • データベース
  • 分析基盤
  • 人工知能ツール

など、技術者にとって有用なサービスが並んでいる。

AWS人工知能サービス

AWSでの人工知能(Artificial Intelligence)を利用できるサービスは、近年爆発的に人気を-増していて、ストレージや計算資源に加えてAWSの収益の多様化に貢献している。なかでもDeeplearningを商用に利用したいと考えている企業も増えており、AWS Deep Learning AMIsを用いればDeeplearningの分析プラットフォームを手に入れられるようになっていて、画像認識や音声認識などに使われている。

Google翻訳サービス

その中でも、翻訳サービスはこの2~3年でのDeeplearning界隈でのホットなトピックである。 Googleが数ヶ月前にNeural Machine TranslationというDeeplearningを用いた機械翻訳技術を日本語に適用し、 今までにも増して高性能な翻訳を実現した。*2

Googleのほかにも、MicrosoftFacebookなどが翻訳サービスを持っている。

Amazon翻訳サービス

※翻訳に使うものがどういう技術かはイマイチわからなかった。

  • Amazonの翻訳サービスの拠点はSafabaというピッツバーグの会社。技術開発や研究を行っている。
  • すでに、企業内で複数の言語で製品情報を提供する際などに自社の機械翻訳技術を使用している。
  • AWSに載せて運用できるようにシステムを構築中

  • 2017年の3月に機械翻訳に関する報道発表が行われているlink

    • 翻訳に関するフィードバックをどううまく反映させるかのコンペが行われている
    • AWSサービスを使って良く、効率的にタスクをこなせるかを競う
    • 結果は9月の国際学会*3にて発表される
  • 実際のサービス発表は11月のAnnualレポートより前に行う見通し。

終わりに

どちらかとBtoBのサービスだと思うので、Google翻訳のように私たちに直接的にサービスを与えるようなものではないのかなぁとは思います。しかし、AWSを用いて運用している各国企業にとっては恩恵は大きいかもしれません。ここでの翻訳技術を用いることで、多くのグローバル企業で行われている翻訳作業の手間が省けるようになったり、新しいサービス創出につながるのではないのかなとおもっています。ではでは!

*1:厳密には別会社らしい

*2:NMTに関する技術はこちらのTutorialが詳しい(英語)

*3:http://www.statmt.org/wmt17/bandit-learning-task.html

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