こんにちは、ほけきよです。
IoTって知っていますか?最近幅広く認知されてきている言葉のように思います。 ざっくり言えば、"いろんなモノをインターネットにつなげて、いろんなことやろうぜ!"って話です。
日常用途でも、ビジネスでも流行っていますね。 そんなIoTで最近メキメキと知名度を上げているのがSORACOM。 SORACOM何?って人は以前記事に書いているので読んでもらえると嬉しいです。
最近では契約数が100万回線を超えたらしく、まさに絶好調の企業です!
さて、そんなSORACOMが年次で開いている大規模イベント、Discoveryが今年も開かれました。 新サービス発表から実際のビジネス活用まで、驚きと感動がたくさんあってお腹いっぱいです。 Twitterである程度実況していたので、それをまとめていきます。
グッときた新サービス発表
SORACOM "M"osaic + S+ Camera
アルファベットが進みました。"M"osaicです。 カメラとの合わせ技の発表でしたが、個人的にはカメラと言うよりかは、クラウド上で学習、遠隔デプロイ行い、エッジで推論という流れを簡単に実現できるプラットフォームという点で期待してます。画像処理を皮切りに、様々な展開が楽しみです。
ソラコムサービスを内包するカメラ。"S+ Camera"。
— ほけきよ (@hokekiyoo) 2019年7月2日
加えてSORACOM "M"osaic
遠隔デプロイでエッジコンピューティングができるプラットフォーム
A~Mまで揃ったな?#discovery2019 pic.twitter.com/pZNoWCPJJF
SORACOM "N"apter
またまたアルファベットが進んで"N"です。 SORACOM SIMが刺さっているだけで、リモートアクセスを簡単に・必要なときにだけ行えます。遠隔でちょこっと設定確認・変更をしたいときなど、実務上超便利な機能!用途は多そうです
新しいサービスたち
— ほけきよ (@hokekiyoo) 2019年7月2日
■ Funk
クラウド上のFaaS(Lambdaなど)と直接接続
■ "N"apter
必要なときだけ「一時的」にデバイスにアクセスできる仕組み(NAPT)
あたらしい頭文字だぞ!#discovery2019 pic.twitter.com/qz2KHKSHHJ
M5Stackの3G拡張ボード
これは個人的にはグッとくる発表。M5Stackって、最近流行りのデバイスなのですが、SIMをさせるコンポーネントがなかったんですよね。
電力的にはネットワーク接続でかなり食うと思うので、電源が必要かもしれませんが、コンパクトにネットワークにつながるデバイスとしてはめちゃめちゃ可能性がありそう。
なんと!
— ほけきよ (@hokekiyoo) 2019年7月2日
M5Stackに!!
SIMがささる!!!
待望\(^o^)/絶対使う#discovery2019 pic.twitter.com/3yEDF9XJvg
普通に衝動買したので、おもちゃとして使ってみます!
つ、つい衝動的に…💸
— ほけきよ (@hokekiyoo) 2019年7月2日
SIM入りM5STACK#discovery2019 pic.twitter.com/78FJXgnvvw
ちなみに、SORACOMさんはSIMが使えるリファレンスデバイスを多数用意*1していて、その使い分けでは↓のグラフがかなりわかりやすかったです。
この表、わかりやすくていい!
— ほけきよ (@hokekiyoo) 2019年7月2日
リファレンスデバイスのグラフ、参考になる#discovery2019 pic.twitter.com/c2TUEUxGnx
グッときたIoT活用
ダイハツ : 営業と顧客のギャップを埋めるエンターテイメント
ダイハツの取り組み。IoTというのは、こういう時間的制約や距離的制約を解決する切り札的なところがあると思っていて、そういう意味では課題の目の付け所と、エンターテイメント性をIoTで解決したという取り組みは面白かった。観点大事。
ダイハツ。
— ほけきよ (@hokekiyoo) 2019年7月2日
営業のやる気とクライアントのワクワク感の時間のギャップをoTを使ってエンタメ的に埋め、かつ機会損失を防ぐ。
面白い!#discovery2019 pic.twitter.com/X40ReL5azU
ACSL : ドローンのIoT化
国産ドローンのスタートアップ、ACSL。大学発の技術ベンチャーで、めちゃめちゃ高度な飛行制御技術を持っていて、そのすべてが内製!
飛行制御技術を使ったソリューション展開を見据えていて、ドローンをIoT化している。画像を集めて一枚のマップにしたりだとか、橋の監視に使ったりだとか。 "高い飛行制御技術"を礎にしているからこそできるソリューションだなと感じた。礎がなきゃできない。順番大事。
ドローンの応用例、まじでゴリゴリの飛行制御技術と安全設計が必要だよなぁ。下水道の中とかを自立飛行できるとなると、相応のシビアな設計が必要そう。なかなか真似できない領域#Discovery2019 pic.twitter.com/JvoH71RW35
— ほけきよ (@hokekiyoo) 2019年7月2日
田中衡機工業所 : 秤のIoT化
新潟県燕三条にある「はかり」一筋の企業。産業用や工業用のはかりを製作している。トラック1台まるごと量れるはかりを作ったりしているらしい! そんな職人芸を持つ企業が、一斉に自社製品をIoT化し始めたらどんな未来が待っているだろう。一瞬でプラットフォーム化するのではないか。だって技術的に真似できないんだもの。 そこから広がる未来を妄想しながらワクワクしてた。Hakari as a Service、エッジが効いてていいじゃないの。
電卓使って計算
— ほけきよ (@hokekiyoo) 2019年7月2日
紙での情報記入
秤の場所がわからない人もいる
IT部門との隔絶
こんな泥臭い現場に密着して、ニーズを見つかったりするのが、製造業IoTだよね#discovery2019a #discovery2019
所感
とにかく面白かったし、ビジネス展開が進み始めたなという印象を受けた。 一方で、どんどんIoTを試すハードルが下がっているので、個人でもアイディア次第で十分面白いものが作れそうだなと思った。 実際にサービス展開となると泥臭いところもあるが、試す分にはめちゃめちゃ簡単になってきてる。
ビジネスの例では、無二の技術を持っているところとIoTっていうのはめちゃめちゃ相性がいいのだなと感じた。 この辺はtwitterにも書いたけど、真似できないデータを生成できるかどうかが鍵になるなという感じ。そもそもデータソースがそこにしかなかったら、そのデータに関しては一瞬でプラットフォームになりそう。
IoTの民主化が進むと、職人芸を持っていて、世の中を草の根から支えている企業とかめっちゃ可能性あるなと感じた。代替の効かない技術はそれだけでプラットフォームになりうる。そんなこんなで、誰か一緒に面白いことやりませんか??
— ほけきよ (@hokekiyoo) 2019年7月2日
そんな感じで、ますますこの分野は盛り上がりそうだなと感じた一日でした!ではではっ