こんにちは、ほけきよです。
かねてから行きたかった、 名古屋市科学館のプラネタリウム。行ってきました!
ロマンチックな星空鑑賞… と思いきや、そこで出てきた逸話が驚くほど切なく悲しいストーリーだったので、ご紹介します。
名古屋市科学館
ここ、めちゃくちゃ面白いです。まさに理系ホイホイ。
科学に関する様々な原理を、子供達にわかるようにめちゃくちゃ工夫された装置が目白押しです。 子供達にもわかるようになっているのですが、大人たちも楽しめます
とか
とか
とか言いながら童心(?)にかえっていました。多分一週間は楽しめると思います。 小学生くらいの子供がいる方は、連れて行ってあげてください。
そんな科学館の一番の目玉が、プラネタリウム。 なんと世界最大のプラネタリウムとしてギネスブックにも載っています。 そのせいもあり、前休日に行った時は満員で入れず…今回平日に行けるということでリベンジしました!
春の大曲線
ここのプラネタリウムは季節に合わせた星空と星の見方を教えてくれます。 今なら明々と輝く木星と、春の大曲線、が見頃らしいです。
国立天文台の画像をお借りしましょう。これが、本来5月に日本(東京)で見られる星空です。
こう、北斗七星の柄杓の部分をグググっといい感じに持って行った時に通るのが、アルクトゥルスとスピカです! *1 この2つの星は夫婦星と呼ばれています。ロマンチック。 アルクトゥルスとスピカを一辺として、正三角形を作ろうとすると、デネボラがあるわけです。これが春の大三角形と呼ばれているんですね。
春の大曲線のその先にある切なすぎる「からす座」
そんな有名な星たちからさらにグググっとカーブを描いたところにある正座、それが「からす座。」
夫婦星からのギャップが衝撃的すぎて、内容が頭に張り付いています。 その切なすぎるストーリがこちら。*2
その昔、カラスは太陽神アポロンに仕える、人の言葉も話せる白くて美しい鳥でした。 しかし、アポロンによく嘘をついていたそうです。ある日のこと、カラスのついた嘘がアポロンの逆鱗に触れてしまいました。激怒したアポロンは、「カーッ!!」と気合を入れてカラスを黒色に変えてしまい、さらに空にはり付けてしまいました。空に貼り付けられたカラス、真っ黒なので夜空に映ることはありません。夜空に映るのは、はりつけに使った5つの釘だけです。これがからす座を作っています。 昔の美しい白色に戻りたい。賢いカラスは「アポロンが入れた気合と同じ掛け声をかければ、元に戻れるのではないか」と考えました。そのため、今でも街中で、気合の掛け声を掛け合っているのです。 (by プラネタリウムのナレーター)
なんと切なく悲しいストーリーなのでしょう。嘘をついたといえど、星座がはりつけに使った釘だなんて… ちょっとだけ、カラスに優しくなれる気がしちゃいます。
終わりに
ともあれ、他にも様々な面白い話もあったり、また満点の星空を見ることもできるので、本当におすすめです! 毎月内容が変わる充実っぷりなので、ヘビロテしても楽しそう。
今月は「隣の星へ」と行って、地球から最も近い星*3まで星間旅行をするという内容でした。スクリーンに投影されているのを忘れさせるような没入感が、本当に美しく素晴らしかったです。
また、来月は「6月「人工衛星60年」。気になる。名古屋に住みたい…
デートにも、友達とでも、一人でも楽しめるので、ぜひ行ってみてください。ではではっ!