こんにちは、ほけきよです。
ここ数年で、甲子園を席巻している高校ってどこを思い浮かべますか?
と、名門高校をずらりと思い浮かべる人が多数だと思います。 その中で、甲子園でひときわ異彩を放つ高校があります。それが「秀岳館」です!
ここ三回の大会戦績を遡ると
- 2017春 ベスト4
- 2016夏 ベスト8
- 2016春 ベスト4
ぽっと出というには、安定感がエグいんですよね。超名門の域。 選抜出場3回、選手権出場2回の熊本秀岳館が、なぜそこまで強いのか
もう高校野球フリークの方ならご存知かもしれませんが、調べてみると面白かったので紹介します。
シニアの伝説「枚方ボーイズ」
中学校野球界での中心的存在であるオール枚方ボーイズ。いわゆる野球エリート集団。 少年野球ファンなら誰もがご存知のチームでしょう。それくらい存在感がある。 以前紹介した、ミレニアム世代。
この中でもひときわ存在感を示している報徳学園の小園や大阪桐蔭の藤原選手も枚方ボーイズ出身です。
センバツで見てたけど、これだけ粒揃いのチーム、ヤバい。 勉強で例えるなら灘中。東大より難しい。
2013年には、中学野球史上初の中学5冠*1を達成しています。その時の監督が鍛冶舎巧という人物なのです。
鍛治舎監督の秀岳館高校監督就任
枚方ボーイズ⇛秀岳館高校
そんな鍛冶舎監督、2014年度から熊本の秀岳館高校の指揮を取ることになります。
目標は「3年以内に全国制覇」
無名の高校から、漫画みたいな話ですよね。 でも、彼ならそれが可能なのかもしれない!
選手収集がエグい
さっき話した「中学大会5冠」時代の枚方ボーイズメンバーの進路を見てみましょう!
打順 | 守備 | 名前 | 進路 |
---|---|---|---|
1 | 中 | 宮木紳道 | 日大三 |
2 | 遊 | 松尾大河 | 秀岳館 |
3 | 一 | 土生敦弘 | 秀岳館*2 |
4 | 三 | 吉沢一翔 | 大阪桐蔭 |
5 | 右 | 木村勇次 | 秀岳館 |
6 | 左 | 鎌倉誠 | 聖光学院 |
7 | 投 | 犬丸和樹 | 福知山成美 |
8 | 捕 | 九鬼隆平 | 秀岳館 |
9 | 二 | 下村真琴 | 福知山成美 |
- | 投 | 堀江航平 | 秀岳館 |
- | 投 | 有村大樹 | 秀岳館 |
エグい。。。そりゃ強いわ。彼らは鍛冶舎監督を慕ってはるばる無名の高校、秀岳館へ入学したようです。漫画かよ、、、
2016年夏は、なんと9人中7人が枚方ボーイズ出身。 彼らが秀岳館高校の急成長を支えたのです。それもあり、翌年以降も野球エリートが全国から集まるようになってきたということです。
効率的な指導
鍛冶舎監督は、かなり効率的な指導で有名です。
もともと才能がある人たちが、効率的な指導で更に伸びてるということですね。 こういうメソッドを適切に別分野に持ってこられる人、スゴい。
ここ3大会と、2017年夏の戦績
秀岳館の戦績です。
3大会
- 2016 春
回戦 | 対戦校 | スコア | 勝敗 |
---|---|---|---|
1 | 花咲徳栄 | 6-5 | ○ |
2 | 南陽工業 | 16-0 | ○ |
準々決勝 | 木更津総合 | 2-1 | ○ |
準決勝 | 高松商 | 2-4 | ● |
- 2016 夏
回戦 | 対戦校 | スコア | 勝敗 |
---|---|---|---|
2 | 常葉菊川 | 6-1 | ○ |
3 | いなべ総合 | 6-1 | ○ |
準々決勝 | 常総学院 | 4-1 | ○ |
準決勝 | 北海 | 3-4 | ● |
- 2017 春
回戦 | 対戦校 | スコア | 勝敗 |
---|---|---|---|
1 | 高田商 | 11-1 | ○ |
2 | 作新学院 | 3-2 | ○ |
準々決勝 | 健大高崎 | 9-2 | ○ |
準決勝 | 大阪桐蔭 | 1-2 | ● |
2017年夏の戦績
順当に甲子園へ。どこまで行くかな?
- 地方大会
回戦 | 対戦校 | スコア | 勝敗 |
---|---|---|---|
2 | 千原台 | 4-2 | ○ |
3 | 熊本農 | 8-0 | ○ |
準々決勝 | 熊本国府 | 9-4 | ○ |
準決勝 | 八代 | 7-0 | ○ |
決勝 | 九州学院 | 3-1 | ○ |
- 甲子園(随時更新)
回戦 | 対戦校 | スコア | 勝敗 |
---|---|---|---|
1 | 横浜 | 6-4 | ○ |
- 一回戦 : 強豪校同士の対決でしたが、接戦を制しました!
鍛冶舎監督、秀岳館最後の夏
- 枚方ボーイズから人を集めすぎ
- なりふり構わななさすぎ
などと批判されることも多いです。そんな鍛冶舎監督、今夏で退任を表明しています。 秀岳館高校監督としての最後の夏。どこまで勝ち進んでいけるか、楽しみです!