こんにちは、ほけきよです。
当ブログもJupyterに関するメモをたくさん記してきました。 今回は保存版ということで、Jupyterの基礎事項から、ちょっとしたTipsなどを総まとめしておきます。この記事を読めばJupyterの使い心地もかなりUPするでしょう。
事始
インストール方法、実際に一通り実行してみるところまで行える。
コレだけは知っておくべきチートシート
以前自分のQiitaで書いたものを+αして再掲。最低限知っておくとよいもの。
起動
jupyter notebook
実行
shift+Enter
補完
然るべきところでtab。そこまで強力でもない
ショートカット
最低限覚えておくべきショートカット
ショートカット | 役割 |
---|---|
esc+M |
マークダウンモード |
esc+Y |
コードモード |
esc+L |
行番号表示 |
esc+A |
セルを上に挿入 |
esc+B |
セルを下に挿入 |
esc+DD |
セルを削除 |
%
: マジックコマンド
Jupyterをpythonインタプリタとしてではなくシェルとして扱えるもの。詳しくは公式を。
マジックコマンドには二種類あって、下記の通り。
%
: 一行を対象とする%%
: セル全体を対象とする
たとえば、
%pdoc
,%pdef
.%psource
,%pfile
その後につづくもの(関数、クラスなど)の情報を表示%timeit
: 実行時間を表示%run
: 指定したpythonスクリプトを読み込んで実行�bug
: pdbデバッガを走らせる%quickref
: その他マジックコマンドのラインナップを表示
あたりを覚えておけば便利だろう*1
?
: イントロスペクション
オブジェクトの前か後ろに?
をつけると、jupyterがその説明をしてくれて、とても便利。(下図)
なお、esc
を押せば、この情報は閉じられる。
エディタとしてのJupyterをかっこよく
Jupyter themesというライブラリによって、簡単にJupyterのテーマを変えられる。故にモチベがあがる。
グラフのインタラクティブな操作
もともとインタラクティブなJupyterをさらにインタラクティブにする。 パラメータをバーでいじればグラフが変わったりすると、素敵やん?
下記二点を使えば、おしゃれなグラフの描画が可能!
Bokeh
: オシャレなグラフ描画ライブラリipywidget
: インタラクティブにパラメータをぐりぐりする
Jupyterでイケてるプレゼンをする
ここまでくれば相当なJupyter使い。プレゼンもJupyterで作っちゃいましょう。
RISE
というライブラリを紹介して、実際にプレゼン資料を作っています。
種々のこと
その他Jupyter界隈で気になることをさらっとまとめておく
Colaboratory
Googleが作ったクラウド型Jupyter - クラウド上でのJupyterの保管 - 複数人での編集
を可能にする(参考: 日本語版最速!? jupyter notebookをgoogleが神改造 colaboratoryについてまとめてみた。 - Aidemy Tech Blog)
Jupyterhub
複数人でひとつのjupyter notebookを使うときに便利 (JupyterHubの構築 - Qiita)
まとめ
Jupyter、使いこなせばpythonの専用エディタとして大活躍できそう。 関数の情報や実行時間まで測れるし、かなり優秀だと思う。
さて、明日からはscikit-klearnのお勉強。どこからやろうかな。考え中。。。
*1:最悪最後のquickrefだけでも...w