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Google Search Consoleの検索順位とクリック率を分析して、リライト戦略を考える


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こんにちは、ほけきよです!

ある程度経験を積んだブロガーなら、Google Search Consoleを使っていることでしょう。 自分の記事にどういう単語を調べた結果辿り着いているかがわかるツールです*1 ブログも開設して時間が経つたびに、「検索流入」の重要性をひしひしと感じるようになります。

そんな時にSearch Consoleを使うと、リライトすべき記事が浮き上がってくる。というわけです。 私の記事も検索流入がちょっとずつ増えてきたので、 Search Consoleでの結果を分析することにしました。*2

Search Consoleで抜き出したデータ

まず、はじめにSearch Consoleでデータを抜き出します*3Google Search Consoleにアクセスし、図のように [検索アナリティクス]を左メニューから選び、4つのボックスにチェックを入れます。 f:id:imslotter:20170608232022p:plain

項目 意味
クエリ数 検索ワード
表示回数 検索ワードによって自ブログの記事が表示された回数
クリック数 表示された記事タイトルのうち、クリックされた回数
CTR (クリック数)/(表示回数)
検索順位 Google検索の結果何番目に表示されたか

今回この中で特に気になったのは、「検索順位とクリック率(CTR)の関係」です。 CTRの統計情報は、ある程度不変だと思ってます。

例えば調べたいワードがあった時に、googleの検索結果でどこをクリックしますか? まずは一番上をクリックすると思います。 気になるのは、順位が上がればどのくらいクリックされる確率が変わるのかです。 これによって、リライトの気合の入れ方も変わってくると思います。

それでは、当ブログでの分析結果をどうぞ!

1-10位

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青の点が平均、赤のベルトがばらつきです。 1位の50%に対し順位が下がるごとに単調減少していることがわかります。 特に、1→2→3の下がり方がひどい。頑張って1位をとると、倍近くの恩恵が受けられることがわかります。 また、10位の時に少しCTRが上がっていることがわかります。これは推測ですが、次ページに行くときに目に触れるからではないでしょうか。

以上が1-10位です。

■ 1位と3位では2.5倍くらいCTRが変わる

■ 4位から9位はあんまり差がない。なだらかに単調減少

■ 10位でちょっと上がる。ページ送りの時に目を触れるから?

1-30位

ここまではなんとなく予想通りですが、検索ランキング30位まで範囲を伸ばすと、ちょっと面白いことが起こります。

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10-20位の多くは、4-10位までよりCTRが高いことがわかります。普通に考えて直感に反していますよね。その理由を考えるために、もう少し分析をしてみます。

1位-30位 (表示回数で分けたver.)

今は全記事同時に分析していましたが、中には検索ボリュームが少なすぎて、そもそも表示されないワードも存在します。 そういうワードたちは、サンプル数が少ないために、分散が大きくなってしまいます。 というわけなので、100回以上表示した(青)か否(緑)かで分けました。

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青の線の方が、ばらつきが少なくより傾向を反映していることがわかると思います。 11位以降は100回以上表示されていないものもちらほら見かけます。 そのくらい、100回以上表示されるものというのも少ないんですね。

これは推測ですが、2ページ目まで検索するような単語を調べる時って、大抵検索ワード自体がそもそもマイナーなものが多い気がします。そういう時って、片っ端からクリックして調べますよね。なのでクリック率が向上したのでは?? とか思っています。

これからの戦略を練る

バズった記事はレッドオーシャン戦略

データを分析してみて、リライトするものの戦略をちょっと立ててみようと思いました。 「検索順位が1-3位になるとCTRが跳ね上がる」

という事実から、表示回数が多い(3000回以上)で4位以降に埋もれているワードをソートしてみます。私のブログではこんな感じでした!

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ここの単語のラインナップには大別して2種類あります。

  1. 短期的なブームにより検索ボリュームが多くなった(mastodonFall out boy*4プリツカー賞*5 )
  2. 一語のビッグワードかつ以前バズで被リンクを多く稼いだ記事に関わる語(Vivaldi, 円周率)

短期的なブームに関しては弾込めが重要なので、リライトよりむしろ時流を読んだ新規記事作成ですね。今回はリライトなので注目するのは2番目の要素。ビッグワード狙いです。

vivaldi』だとこれ

『円周率』だとこれ

やはり、ビッグワードを取るには被リンクが大事なのかもしれません。逆にいうと被リンクを稼いだものは、ビッグワードを獲るチャンスがあるので、どんどんリライトでレッドオーシャンを攻めて行きたいです。

11-15位はブルーオーシャン戦略

続いて、まだまだ改善の余地が必要とGoogleに判断されている記事も注目してみましょう。

「検索順位が11-15位で、表示回数が100回を超えているもの」

をソートします。結果がこち

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ここに注目した理由は「表示回数は1ページ目に載るだけでグンと跳ね上がる」からです。 先ほどのソートより、個性の強いワードが並んでいることもわかります。 ブルーオーシャンかつ検索順位を狙える単語として、将来有望株です。

まとめ

以上がGoogle Search Consoleを分析してみた結果です。 結構色々なことが浮かび上がってきました。まとめておきます。

【各順位の特徴】

■ 1位と3位では2.5倍くらいCTRが変わる

■ 4位から9位はあんまり差がない。なだらかに単調減少

■ 11位以降は表示回数がグッと下がる

■ 11位以降は個性の強い語が多く出てくる

【リライト戦略】

■ 検索上位陣はレッドオーシャンを攻める。バズった記事を中心にビッグワードを狙う。

■ 11位以降の記事は、個性的な語で意外に検索されているブルーオーシャンを狙ってリライトする

検索流入精神安定剤。頑張ろう!ではではっ

*1:Google検索のみの結果です。

*2:他の方で同じようなことをして欲しい方いれば、連絡ください。むしろ私のブログだとサンプル数が少なすぎてアレなので、、、検索クエリなんかは公表せず、CTRなどの統計データだけは公表するかもしれませんが。

*3:今回は、過去一ヶ月分のデータを用いました。

*4:ライブ前後に跳ね上がりました

*5:日本で授賞式があった時に跳ね上がりました

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