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今年読んで良かったおすすめ本 in 2018


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こんにちは!ほけきよです!

年の瀬ですね。今年もいろいろな事がありました。

なにかまとめようとアンケートを取ったところ、大接戦の末、が優勝を勝ち取りました。

なので、今年読んだ本の中で、これはイイぞ!という本を紹介します。 上半期は技術本中心だったので、今回は一般的な本を中心に。

ここに紹介する本は、どれも単独で書評を書きたいくらい気に入っている本たちです。

それでは、どうぞ!

NETFLIXの最強人事戦略 自由と責任の文化を築く

NETFLIXの最強人事戦略 自由と責任の文化を築く

NETFLIXの最強人事戦略 自由と責任の文化を築く

人材や社内カルチャーにについて悩んでいるとき、タイムリーにも出版された本。 今年1番心に突き刺さった本かもしれない。

変化の激しい時代の、人材育成の方法論。

  • 全員が会社の方向性を徹底的に理解し共有する
  • どこまでも正直に議論する

企業として生き残り、成長するために、「自由と責任」の文化を築く。 Netflix Culture Deckは、自分なりにアレンジして、活用したいなと思った。 スタートアップにいる人や、組織として時代の新しい波に立ち向かって行く人にぜひとも読んでもらいたい一冊

Google流資料作成術

Google流資料作成術

Google流資料作成術

上半期にも紹介したが、本当におすすめなのでもう一度。

Googleのデザインがなぜ美しく、なぜ人を惹きつけるのか。その理由を垣間見れる一冊。 とてもわかりやすく実用的で、デザインについて全く知らない人でも、すぐに実践できるノウハウが詰まっている。

今でも、プレゼン資料の作り方に困ったときは、これをパラパラと開いてふむふむと言いながら作っている。

Webコピーライティングの新常識 ザ・マイクロコピー

Webコピーライティングの新常識 ザ・マイクロコピー

Webコピーライティングの新常識 ザ・マイクロコピー

「ボタンの横に一言付け足すだけで、売上が数十%UPする」

マイクロコピーとは、言葉だけじゃなく、Webサイトの構成やボタンの配置・色など 細かなデザイン/UI/UX面も含む。ブログをやってて思うが、特にWebサイトって、本文をじっくり読み込むというより、 全体を見た雰囲気で判断をしている読者が多い気がする。また、読者がどこに来たか、どのボタンを押したかを逐一トレースし、細かな分析が可能。 なので、紙媒体とアプローチが違うのも頷ける。

WebにはWebのコピーライティング戦略があり、そのPDCAサイクルをデータベースで回すための方法が書かれた本。事例・分析方法両者ともに非常にためになる一冊。

誰もが嘘をついている ビッグデータ分析が暴く人間のヤバい本性

誰もが嘘をついている ビッグデータ分析が暴く人間のヤバい本性

誰もが嘘をついている ビッグデータ分析が暴く人間のヤバい本性

筆者はGoogle Trendによる大統領選挙の分析で博士論文を取った人。

  • トランプが大統領選挙で勝利するのは、Google検索に兆候があった
  • 失業率と相関があるのは次の仕事を探す検索ではなく、ポルノサイト
  • NBA選手が貧しいという噂の真実

物事の真実を探すには、正攻法じゃないところに案外現れる。その「案外」にスポットを当てた題材が数多くまとめられていて、 感嘆しながら読み進めていける。課題へのデータ分析的アプローチ方法として非常に勉強になる一冊。

人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

「イケメンのほうが当選率が高い」

このようなバイアスがかかるのは、あたりまえでしょ。と思う人も多いかもしれない。 怖いのは、「あたりまえでしょ、私は違うけどね。」と思う人が驚くほどに多いということ。

人は無意識のうちに様々な「飾り」*1 で相手を判断している(ハロー効果)。 正当な判断ができるように、この事実を知っておくことが大事だなと感じた。

また、マーケティングには活用できる部分も数多くあるので、とてもためになった。

これからデータ分析を始めたい人のための本

これからデータ分析を始めたい人のための本

これからデータ分析を始めたい人のための本

個人的に、かなり響く内容が多かった。何度か読み返したい。

研究者的立場でのデータからの新発見が、かならずしもいい成果を上げるとは限らない。 分析だけでは現場は動かない。泥臭いヒアリングと試行錯誤、説得の繰り返しにより、はじめてデータ分析での改善が見込める。

現場との向き合い方を知るのにとてもいい一冊

「劇薬」の仕事術

マクドナルドを絶望的な状況からV字回復させた立役者。 日本のトップマーケターである足立さんの著書。

  • マクドナルド転職を100%反対された、だから決めた「じゃあ行こう」

台風に自ら飛び込んで、何度も業績UPをさせてきた方が書く生身の文章は、とても濃く、迫力がある。 マーケティング・経営・働き方、様々な点での価値観を知ることができ、勉強になる。

Niantecに転職し、ポケモンGOでなにを仕掛けてくれるか、今後もとても気になる。

ゼロからトースターを作ってみた

ゼロからトースターを作ってみた結果 (新潮文庫)

ゼロからトースターを作ってみた結果 (新潮文庫)

美大生の卒業研究。ゼロというと、どこから作る?

本当に「ゼロ」なのだ。原料からからトースターを作るのだ。 文書自体は日記のようになっていて、スラスラと読める。 もちろん、かなりチャレンジングな課題なので、道中妥協がたくさん入る。 逆にそれによって、現代の科学や製造業が苦労した歴史と発展の功績を感じることができた。

そりゃ、鉄鉱石から鉄を作るのは難しいよね。 「ものづくり」ってすごいなと実感させられる一冊。

技術本たち

技術本に関しては、夏にもまとめているので、そちらも是非参考にしてください。

www.procrasist.com

まとめ

今年は技術書と、マーケティングに関する本を以前よりも多く読んだ気がします。 色んな方法があるので、自分が真似したいところをどんどん真似していきたいな思いました。

Webに情報が集まっている現代でも、書籍のギュッとまとまった情報密度や読後の幸福感には敵わない部分もあると思います。

来年も、人生を豊かにする書籍と出会えますように。 ではではっ!

*1:本書中では錯覚資産という

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