ツイッタで書いたことを冷めないうちに言語化してみる
大学まで、世の中は0を1にする人か、1を100にする人に分かれると思っていたけど、社会人になってから
— ほけきよ@はてなブログ2年目! (@hokekiyoo) 2017年10月3日
0を1にする人
1を99にする人
99を100にする人
100を100のままにする人
に分かれていると思い始めた。どれも同等に重要。尊い。
大学生の私は、世の中のことを知らぬ糞ガキだったので、世の中は0から1にする人と1を100にする人になりたいと思ってたし、0を1にする人こそ至高とさえ思ってた。 スティーブ・ジョブズに憧れ、MacBookをスタバでカチャカチャするようないけ好かないガキだったのである。(それは今もそうかも...???)
あの頃の私はパズドラにゴンはまりしていた。
「こんなゲーム思いつく人がスゴい!」「それをこんな使いやすく作った人がスゴい!」
と毎日感動していた。
「は??また不具合かよ。侘び石はよ」「アプデ長すぎワロタww侘び石はよ」
なんて思いながら。
世の中単純じゃない
社会人になって、 いろいろ価値観が変わったけど、そのなかでもさっきのツイートはここ最近よく思っている
- 0⇛1にする人
- 1⇛99にする人
- 99⇛100にする人
- 100⇛100のままにする人
もっと言えば、100を0にする人もいる。そしてそのどれもが重要で尊いというのを感じた
「当たり前」の凄さ
私の仲良い友人が、それぞれ鉄道、通信、放送の業界にいる。 数年働いて、全員が共通して、
「あって当たり前だからね。文句言われるから辛いよ。当たり前に電車/電話/テレビが使えるってのは、本当にスゴいことだと思う。」
って言ってた。インフラとはそういうものである。5秒放送が途切れると苦情の電話が飛び交うし、1分通信が切れると大パニックになる。新幹線の平均遅延は1分を切るし、未だに死傷事故が0である。 彼らはそのために技術を磨き、準備を重ね、下支えをしている。 24時間365日「当たり前」にものがあるって言うのが、どれほど難しくどれほど尊いことか。
情報系に入って
今、99を100にする仕事を経験させてもらっている。キツい。考えることが全く違う。
けど、なんかちょっとずつ、ちょっとずつわかってきたんだ。
- 障害があったってすぐ復旧できるの何で?
- どうしてネットワークが瞬断してもゲームが続けられるの?
- データうっかり消したとき、どうやって復活させてるの?
- 何でアップデートのときに一斉に通信停止するの?
考えたこともなかったけど、実際裏方で仕事をしてみると、そのへんの難しさがめちゃくちゃ実感する。 なんだこれ、自分だけで動くおもちゃ作る10倍くらいキツいんじゃないか??
と思うようになった。
向き不向きを知る、敬意を払う、誇りを持つ。
頑張ってやってみると、「あ、自分はこれは苦手なんだ」「この時間、この仕事は他の人に任せたほうがいい」とかって分かる。 なんかそれは、知識うんぬんより性格の問題なのかもしれない。 でも、この仕事のお陰で、世の中にはいろんなフェーズに仕事があるんだなとわかった。 0から1が最も華やかかも知れないだけど、それだけじゃ物は完成しないし、完成しても存続しない。 本当に何もかも大事。
多分今なら通信障害に少し優しくできる。いややっぱりキレるけど。
で、今までを振り返ると私は1-99をするのが好き。向き不向きうんぬんより、それをしていたい。 だから、そうやって生きようと思う。なるべく自分が携われるように行動する。
私は1を99にするのが得意だし、これかもそうやって生きていこうと思います。けれど、アイディアをものにするっていうのはたくさんの人の知恵と労力が詰まっているということは忘れないようにしようと思います。おやすみなさい(*´ω`*)
— ほけきよ@はてなブログ2年目! (@hokekiyoo) 2017年10月3日
後多分だけど、そう思えるようになったは先輩のおかげ。先輩は99-100にする仕事を誇りに思っていて、真摯に取り組んでいる。これが「こんな仕事クソやな、やめたいわ」という先輩だったら、「そっか、クソなのか。やっぱスタバでマックが至高じゃん」となってたと思う。先輩カッコイイなと思った。そういう環境にいさせてもらえるのはとてもありがたい。 せっかく与えられた環境だし、うまく使ってまだまだ吸収していこうなって、思うわけです。
ではではっ!